株式会社 DIMS医科学研究所

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中期発がん性試験開発ラボ

中期発がん性試験

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試験概要

世界基準を先取りした 新発想「中期発がん性試験」

中期発がん性試験は、二段階発癌仮説(イニシエーション/プロモーション)に基づいた試験法で、この説は多くの臓器で実験的に認められており、ヒト癌の発生機構解明の上からも重要視されてきました。当研究所では、これを利用して化学物質の発癌作用を比較的短期間に、しかも高精度で検出可能な中期発がん性試験を名古屋市立大学との共同で確立しました。
現在、実験期間8週間で検索可能な中期肝発がん性試験をはじめとして食道、胃、大腸、鼻腔、肺、乳腺、甲状腺、腎臓、膀胱、皮膚、白血病等のそれぞれ単一の臓器に対応する試験方法と、一度に一個体で化学物質のもつ発がん性と臓器標的性を確認できる中期多臓器発がん性試験を実施しています。この中期発がん性試験については十分な背景データと豊富な実績を誇っています。

中期発がん性試験に関するQ&A

中期発がん性試験とは?

ICHガイドライン(ステップ4)において、発がん性評価におけるin vivo 追加試験のひとつとして推奨されている、ラットを用いたイニシエーション-プロモーション試験です。300種以上の化合物の豊富な背景データを持ち、用量相関性についても確認しており、in vivo 追加試験の中では最もバリデーションの進んだ試験法です。

医薬品の承認申請において、マウスがん原性試験の代わりにin vivo 追加試験として中期発がん性試験を選択する場合の科学的根拠は?

ICHにおいて、マウスを用いた「がん原性試験」は、頻繁に擬陽性が認められることから明らかに疑問視されています。一方、発がんの感受性を高めた試験モデルである「中期発がん性試験」は、発がん性物質およびプロモーターの検索能力が非常に高いため、擬陽性および擬陰性の結果が認められることはありません。また、本試験の検出能力は、2年間を要する長期発がん性試験とほぼ一致(90%以上)することが既に証明されています。そして、さらに特筆すべき点は、マウスのみに発がん性を示される物質も検出可能であることです。従って、代謝・TK等の共通性が見られる本試験と「ラットがん原性試験」と併用すれば、結果の評価が容易になります。

評価対象がラット1種だけとなりますが?

発がん性がラットになく、マウスのみに認められた化学物質についても、「中期発がん性試験」の利用によって検出が可能です(75%以上)。その他、ラットを用いる利点として、薬剤を含めた多様な化合物の効果実験がラットで行われていること、薬物代謝の研究も進んでいること、さらに2年間の発がん性試験をラットで実施するにあたって結果の予測が容易であることが挙げられます。

FDAや厚生労働省に、承認申請用試験として「中期発がん性試験」を提出した場合の反応は?

今のところ申請資料として提出された前例はありません。しかし、FDAは本試験の結果を積極的に評価し、常に前向きの姿勢が窺えます。また、厚生労働省は『がん原性試験ガイドライン』改訂後、本試験に対して拒否もしくはその姿勢を示したことは一度もなく、むしろ奨励しています。従って、企業側が積極的に提出すれば、必ずや受理されるものと思われます。

雄の中期発がん性試験は確立されていますが、雌の試験法確立はまだですか?

一般的に雌より雄の方が感受性が高いため、雄の試験法が先に確立されましたが、現在すでに雌モデルの開発に取り組んでおります。雌の試験法は、特異的な臓器に必要となるため皆様のご要望も高く、弊社では、一時も早くお応えすべく日夜研究を続けております。ご期待ください。

スクリーニング試験としては試験規模が大きく、費用もやや高いと思うのですが?

そういったケースであれば、使用動物数を削減したり、レポートを報告書形式でなく結果速報形式でまとめるといった手法により、充分ご希望に沿える対応が可能と考えます。
「Casarett&Doull's TOXICOLOGY The Basic Sience of Poisons 第6版(McGrow-Hill出版)」に、中期肝発がん性試験が掲載された。

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